「うなぎの街」プロジェクトについて

「うなぎの街」プロジェクトとは、次世代と業種の壁を超えた「うなぎの街」全体の活性化と、未来へ向けて産学一丸となって活動するプロジェクトです。
1900年に鰻の養殖が浜名湖で始まって以降、昭和時代終盤まで長い間日本一の生産量を誇っていた浜名湖うなぎ。
全盛期は500件以上あった養鰻場ですが、他県の台頭や安い海外産の流入、都市化に加え、大不漁による価格高騰・資源問題にさらされ、今や27件にまで減ってしまいました。
それでも尚、浜名湖うなぎが全国トップクラスのブランド力を誇っているのは、どんな時でも地元の皆様に支えて頂いたからに他なりません。

その感謝の気持ちを伝えたくて臨んだ養鰻発祥120周年の節目の年――誰もが予想できなかった新型コロナウイルスが猛威によって、イベントが根こそぎ中止になってしまいました。
町全体が活気を失い、困窮している今、今度は私達が助ける番だと立ち上がったのが浜名湖うなぎ生産者の青年部「青鰻会」でした。
コロナ禍でもできる産学連携事業として、地元高校とタッグを組んで生まれた「高校生うなぎニュース(浜名湖立うな重高校うなぎ部)」や「うな重高校創作料理コンテスト」は、修学旅行や運動会、部活の大会という唯一無二の行事を失った生徒達に青春時代の想い出を届ける事ができました。
2021年度に入り、それらの事業を母体の浜名湖養魚漁業協同組合が継承する事になりましたが、同時により地域や学生達とフラットな関係で連携できるよう実行委員会を発足させました。

浜松市は、過去10年連続で鰻蒲焼の年間購入量日本一を達成している他、鰻業界に限らず菓子産業や農業に至るまで様々な場所で鰻を利用しています。また鰻と無関係な業種の方々も中心になって「うなぎまつり」を開催するくらい、地元市民は鰻愛に溢れています。
そこで鰻と根強い浜松市をメインとした浜名湖地域を「うなぎの街」と呼称し、この実行委員会の名称を【「うなぎの街」プロジェクト実行委員会】と名付けたのです。

「うなぎの街」プロジェクト実行委員会は、大人だけでなく、高嶺の花となった地元名産品と触れ合う機会を学生達に提供し、共に活動していく事で、地元愛を育むと共に、産学連携による地域活性化を図ります。 
同時に50年先、100年先も浜松市が浜名湖うなぎと二人三脚でいられるよう、浜名湖うなぎの魅力や伝統文化、持続可能な資源管理について積極的に発信して参ります。

「うなぎの街」プロジェクトについて



「うなぎの街」プロジェクト実行委員会 初代実行委員長 
浜名湖養魚漁業協同組合 初代アンバサダー
2019・2020年度青鰻会会長 古橋知樹

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